値下げのタイミングと交渉の進め方

不動産売却では、最初に設定した価格でそのまま売れるのが理想ですが、
市場の反応や買主の条件によっては、値下げを検討するタイミングが訪れます。
やみくもに下げると損をしますが、適切なタイミングで戦略的に行えば、成約への近道になります。


📊 値下げタイミング早見表

状況タイミング対応策
売り出しから3カ月経過、反響が少ない3カ月目相場データを確認し、50〜100万円単位で見直し
内覧はあるが申込みがない1〜2カ月目他物件との比較、条件調整または値下げ
市場や金利動向が悪化変化を確認した時点早めに価格修正で買主の関心を維持
契約直前に値下げ要望契約前譲歩可能な下限を事前設定、条件交渉も視野に

値下げを検討する4つのサイン

① 売り出しから3カ月経っても反響が少ない

不動産は売り出し直後が最も注目される時期です。
反響がない場合は、価格が市場相場より高い可能性があります。


② 内覧はあるが申込みが入らない

見学者は来ても契約に至らない場合は、
「条件に対して価格が割高」と思われているケースが多いです。


③ 市場環境や金利が変わった

金利上昇や景気後退のニュースが出たときは、買主の動きが鈍くなります。
市場全体の価格下落に合わせることで、売却チャンスを逃しません。


④ 契約直前の買主からの値下げ要望

買主が「この価格なら契約したい」と言ってきた場合、
事前に決めた最低ラインと照らし合わせ、譲歩するか判断します。


上手な交渉の進め方

  1. 値下げ幅を事前に決める
    例:3,000万円 → 最低2,900万円まで
  2. 一度の値下げで効果を狙う
    小幅を何度も繰り返すより、50〜100万円単位で下げる方が反響大
  3. 条件交渉も活用する
    • 引渡し時期の柔軟対応
    • 家具・家電の残置
    • リフォームの一部負担
  4. 前向きな値下げ理由を伝える
    「相場に合わせた」「早期売却を優先した」など

まとめ

  • 値下げは「3カ月経過で反響なし」や「内覧はあるが契約なし」が目安
  • 幅は事前に決め、一度で効果を狙う
  • 条件交渉で価格を守れる場合もある

計画的に進めれば、損を防ぎながら早期成約を実現できます。


📞 不動産売却のご相談は…
株式会社もとやま不動産
フリーダイヤル:0120-597-855
もとやま不動産ホームページはこちら
メール:udagawa@motoyama-fudosan.com

コメント

タイトルとURLをコピーしました